HTML&CSSの効果とモックアップアプローチの利点とは?

プログラミングをするうえで欠かせないのがHTMLとCSSです。デザインをする際に、HTMLやCSSを用いることのメリットとはどのようなものなのでしょうか。

HTML&CSSの特徴とは

HTMLとはHyper Text Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)の頭文字をとったものであり、ウェブページを作成するために開発された言語です。

見出しやリンク、箇条書き等見た目に影響を与えることができる言語ですが、HTMLの本来の目的はコンピューターに構造を伝えることです。ただ文章を書いただけでは、コンピューターが認識できないので、記述する際には必ず「タグ」と呼ばれる目印で文章を囲むようにします。そうすることで、コンピューターが構造を認識でき、検索エンジンの検索結果反映にも効果的です。

それに対してCSSはCascading Style Sheets(カスケーディングスタイルシート)の頭文字をとったものであり、文章にデザインを施す際に使うマークアップ言語です。HTMLが「構造」に焦点を当てているのと対照的にCSSは「装飾」をメインとします。

HTMLで記述したものをCSSでデザインをするというように、役割分担をするために存在するのがCSSなのです。

CSSを使うメリット

まずは見た目に関するメリットからお伝えします。

① 視覚的に情報補正をしてくれる
私たちは情報を得るとき、見た目を重要視するのではないでしょうか。色がほとんど使われていなければ硬い印象を、カラフルに仕上げてあれば柔らかい印象を持ちます。

② UIを高めることができる
CSSでは視覚的に楽しいアニメーションを作ることが可能です。例えば、ボタンにカーソルをあてたときに薄い色をつけたり、クリックしたときにへこんだように見せることができます。そうすることにより、ユーザーがボタンを押せるように誘導します。

また、CSSを使う利点は、見た目だけではありません。

③ メンテナンス性の向上
CSSを使えば色を一括で変えたいときに、HTMLのコードを一つ一つ書き換える必要がありません。HTMLのタグにクラスを指定すると便利です。

④ SEOに効果的
HTMLから余分なコードがなくなり、検索エンジンが解釈しやすい文書構成になります。正しいHTMLの記述はWebサイトの優先順位を高くします。また、ページの軽量化にもつながるので、検索エンジンの評価ポイントである早い表示スピードも実現できます。

このように、CSSを使うことはユーザーとデザイナー、双方に対してプラスの影響を与えるでしょう。

モックアップにはHTML&CSSを!

モックアップとはシステムの完成イメージを視覚的にわかりやすく表すためのサンプルのことです。ユーザーとのイメージの齟齬を防ぐ意味でもモックアップアプローチは効果的です。
作成はパワーポイントでもできますが、HTMLとCSSを用いることでより、現実的にイメージを膨らますことが可能になります。

1.画面遷移が分かりやすい
HTMLの中でアンカーリンクを書くだけでリンク先に飛ぶことができます。一方のパワーポイントは動きのイメージを文章で表す必要があるため、伝えることが難しいです。

2.パーツデザインの手間が省ける
HTMLではタグだけでボタン等の形を簡単に作成できます。一方パワーポイントだと、一つずつボタンの作成をしなくてはいけないため効率的ではありません。

以上のように、モックアップをHTMLとCSSで作成すると多くのメリットがあることが分かります。

イノベーションデザインラボのモックアップアプローチは、HTML&CSSによってシステム導入から得る効果の可視化を実現し、確実なIT投資をアシストします。

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