ウェブサイトを見るとき、どのようなデバイスを利用することが多いでしょうか。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの端末からインターネットを使う機会が多くなったのではないかと思います。そんな時に、パソコンでは難なく見えるサイトがスマホからだと見にくい、なんてことがあるととても不便ですね。パソコンとスマートフォン、どちらのデバイスからも見やすい表示にするために「レスポンシブデザイン」は必要不可欠と言えます。
レスポンシブデザインはデバイスの画面サイズに依存しないウェブデザインを構築する手法です。つまり、スマートフォンやタブレット、パソコン、それぞれのウィンドウ幅に対応し、見やすい表示に自動で切り替える仕組みを持つデザインのことです。
デバイスによって画面表示を変えるためには、パソコンやスマートフォンそれぞれに専用のURLを用意する方法やプログラミング言語のPHPを使用する方法もありますが、レスポンシブデザインが推奨されるケースが多数です。メリットとしては以下があげられます。
1.管理が簡単である。
個別にURLを用意する方法の場合、それぞれのデバイス用にページを作る必要があるので管理の容易さに欠けます。その点レスポンシブデザインの場合、同一のファイルを使用することが可能なため管理がしやすくなります。
2.検索エンジンの上位に表示されやすい。
デバイスごとにURLを分けてしまうと、パソコンでは表示できたのにスマホでは表示できない、などといった事象の発生につながりかねません。Googleでは検索上位にするポイントとして、表示エラーの少なさも判断基準の一つになっているようです。
3.コストが抑えられる。
デバイスが異なっていたとしても1サイト分として制作することができるため、制作費用を抑えることが可能です。また、金銭面だけでなく時間面でのコスト削減にもつながります。
パソコンよりもスマートフォンが手軽であることから、スマートフォンでの操作をする機会が多いのではないでしょうか。また、最近では新型コロナウイルスの影響でテレワークや在宅勤務等、働く環境にも変化が出てきています。そのようなビジネス環境の変化にも柔軟に対応するために、レスポンシブデザインは重要です。例えばスマートフォンから業務システムを操作したい場合、レスポンシブ対応していないと操作がしにくく時間がかかったりミスが増えることが予想されます。レスポンシブな社内業務システムを使うことで、そのようなストレスがなくなり、業務の効率化や生産性の向上も見込めるでしょう。
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