デザイナーにとってデザインの効率化を図ることは大変重要です。限られた期間の中で効率よく作業し、且つクオリティの高いデザインを生み出すことはすべてのデザイナーに求められることの一つでもあります。では、作業効率を高めるためにはどのようなことに気を付けて作業を行っていけばいいのでしょうか?
効率アップの方法をお伝えする前にまずは効率化ができない原因からお伝えします。
1.デザインの基礎が身についていない
時間をロスする大きな原因の一つです。基礎を身に着けていないままデザインをする、ということは正しい解法を知らないまま自力で問題を解くようなものです。
2.方向性が定まらないうちにデザインをしている
締め切りが近いうえになかなか方向性が定まらない場合、ついデザインに着手してしまうことはありませんか?筆者の私もデザインをする際に「定まらないからとりあえずツールを動かそう!」とイメージがないまま動かしたところ、多くの時間を費やしてしまった経験があります。
3.パソコン操作が遅い
「ファイルを探して開く」という作業に意外と時間がかかる場合があります。パソコンにあまり慣れていない新人デザイナーなどがつまずくポイントだったりします。
1.基礎を侮らずしっかりと身に着ける
まずはデザインの基礎を知識として習得したうえで実践を積み重ねます。そうすることで自然と間違いが減り結果的に作業が早く終わります。これは勉強も同じです。正しい解法を知らないまま自力で解こうとしたら莫大な時間が必要ですし、間違えている可能性もあります。正しい解法を身に着けておくことによって自分の中にデザインのフォーマットを確立できるため時間短縮につながるでしょう。
2.方向性を定めてから作業を行う
原因の部分でもお伝えしたように、期限に追われたり思いつかない時ほどどうしても手を動かしたくなるものです。しかしこのやり方をすると時間がかかってしまいます。その理由は右脳と左脳を同時に使うことで頭の中が整理できなくなり倍時間がかかってしまうからです。まずは論理的に考える「左脳」を動かし、次に感覚的に考える「右脳」を使うことで、頭が疲れにくくなり整理された状態で作業ができます。
3.パソコン操作の時間を短縮する工夫をする
最も有効なのがフォルダやファイルの整理をすることです。どこに何があるかを把握しておくことで、ファイルを探す時間を省くことができるでしょう。またショートカットキーを覚えておくのも操作を早める方法の一つです。パソコン操作の時間を短縮する工夫に関しては、デザイナーでなくても効率化に役立つのでぜひ実践してみてください!
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