シンプルなデザインは意外と難しい

シンプルなデザインと聞くとどのようなデザインが思い浮かぶでしょうか?
・背景が白い
・文字が少ない
・情報が少ない
・フォントが1種類
おそらく以上のようなイメージを持っているのではないでしょうか?

しかし、「シンプル」という言葉も「とにかくシンプルにしたい!」と突き詰めるために使う場合もあれば「シンプルでいいから早く!」と妥協の意味で使う場合もあります。デザインにおいてシンプルといえば前者を指すことがほとんどです。シンプルなデザインは一見簡単そうですが、いざ作ろうとすると意外と難しいものです。シンプルがなぜ難しいのか、またシンプルなデザインが持つ効果についてお伝えします。

シンプルが難しい理由

シンプルにすると情報量も1つや2つが限界です。例えば5つの情報の中から1つを選ぶ場合はそこまで難しくありませんが、100個の中から1つだけ情報を選ぶとなったらどうでしょうか?どの情報を選べば良いか迷うと思います。また身近な例でいえば、3分間スピーチよりも1分間スピーチのほうが難しいと感じた経験はないでしょうか?それはうまく情報を選別し切り捨てなくてはならないからです。
シンプルの難しさはそこにあります。シンプルなデザインを行うためにはできるだけ多くの情報を集め、本当に必要なものなのかを見極めなければなりません。その見極めによって「シンプルながらも伝わるデザイン」になるか「シンプルで何も感じないデザイン」になるかが決まります。

元々、デザインにおけるシンプルは「理解しやすいように簡単にすること」を指します。しかし、どんなに情報量を減らしたとしても理解ができず伝わらないデザインでは意味がありません。情報量を減らしても十分に情報が伝わり、簡単に理解ができるものこそが計算されたシンプルデザインなのです。

シンプルなデザインが持つ効果とは?

それではシンプルなデザインにはどのような効果があるのでしょうか。

1.コンテンツを見やすく・読みやすくできる
非常に簡単な理由ですが、シンプルなものほど余白が十分に取られていることが多いため文字や画像が読みやすく見やすくなります。複雑なデザインはどうしても余白をとることが難しくなるため読みづらくなりがちです。私たちは考えないといけないものよりも考える必要のないものを好みます。そういった意味でもデザインをシンプルにすることは大切です。

2.イメージに残りやすい
シンプルなものはイメージに残りやすいという利点があります。例えば、有名な企業やブランドのロゴはシンプルなものが多いと感じませんか?これはシンプルながらも適切に情報を伝え、インパクトを与えているからです。

3.洗練されたイメージを与える
シンプルなデザインは落ち着いた雰囲気や誠実さ、高級感を与えることができます。また流行に左右されることがほとんどなく飽きずに使えるというのも一つの利点です。

シンプルなUI

シンプルなデザインを行う対象はWEBサイトや企業ロゴだけではありません。例えば業務システムにおいてシンプルかつ誰でも直感的に操作ができることはUI面から考えても大変重要です。

エイ・エヌ・エスではUI/UXの観点から使いやすさに特化した業務システムの構築を行っています。シンプルなデザインはわかりやすく操作に迷うこともありません。ぜひお気軽にご相談ください。

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