「できるだけ無駄な操作を減らしたい」「もっと仕事の効率化を図りたい」といった場合に役立つのがショートカットキーです。ショートカットキーを使用することでいちいちマウスを操作する必要がなくなり、仕事をスムーズに進めるためのもっとも簡単な方法といっても過言ではありません。年度が変わり新入社員への対応や、経理の担当者であれば決算処理等、何かと忙しい時期かと思います。そんなときに普段行う業務を少しだけでも早く進めることができれば…と思うことも少なくないはずです。業務の効率化についてはシステムの導入によって解決する方法もありますが、費用や期間、覚える手間を考えるとなかなか踏み入ることができないのが実情でしょう。今回は効率化の第一歩としてWindowsのショートカットキーについてご紹介します。
ショートカットキーを使う最大のメリットはやはり“時短”です。ショートカットキーとマウス操作では一日で1時間以上も差が出ることをご存じでしょうか?例えばコピー&ペーストをしたい場合、マウス操作であれば【右クリック>コピー選択>右クリック>貼り付け選択】が必要です。その点ショートカットキーであれば【Ctrl+C>Ctrl+V】の2つの動作で完了でき、3秒ほどの差があると考えられます。もし1日に100回行うとなると、3秒×100回=300秒(=5分)。さらにショートカットキーはそれだけではないため仮に15個使うとすると、300秒×15個=4500秒、つまり1日で1時間25分も短縮することができると考えられます。ショートカットキーを覚えることは効率化という面で非常に役立つことがわかるかと思います。
コピー【Ctrl+C】
コピー箇所をドラック&マークした後に利用する
切り取り【Ctrl+X】
ファイルを他のフォルダに移したいときなどに便利
ペースト【Ctrl+V】
コピーしたものを貼り付ける、切り取ったものを貼り付けるときに使う
一つ戻る【Ctrl+Z】
誤って削除したファイルを復活させたり、打ち間違えた文字を戻す際に便利
修正を戻す【Ctrl+Y】
Ctrl+Zで戻したものを戻す前の状態にする
上書き保存【Ctrl+S】
新規フォルダ作成【Shift+Ctrl+N】
マウス操作であれば一回の操作では済まないためかなり時短になる印刷【Ctrl+P】
拡大縮小【Ctrl+ローラー上下】
WordやExcel等、ズームゲージを動かさなくても可能
全選択【Ctrl+A】
カーソルでマークしない状態で全選択が可能
パソコンのロック【Win+L】
セキュリティの面でも席を立つときはロックをかけることが大切
設定を開く【Win+I】
デスクトップを表示させる【Win+D】
開いていたものをいちいち閉じる必要がなくなる
画面を閉じる【Alt+F4】
×を押さなくても可能
画面切り替え【Alt+Tab】
現在開いている画面をすべて表示し、そこから開きたいものを選択できる
Ctrlキーを離さずTabキーで選択が可能
ブラウザのページ移動【Alt+←または→】
15個の便利なショートカットキーをご紹介しました。今紹介したのは沢山ある中のたった15個ですが、これらを使いこなし普段行っている作業を1時間早く終わらせることがでれば残業の抑制にもつながります。まずは簡単な効率化からスタートし、より本格的に効率化を実現したいのであればシステムの導入がおすすめです。
エイ・エヌ・エスでは、UIUXの観点からユーザー中心設計にてわかりやすく操作性の良い業務システムの構築を行っています。システム導入をお考えの方は勿論、システムの導入をどのように進めたら良いか等のご相談も承っております。ぜひお気軽にご相談ください。