CV(コンバージョン)とはマーケティング用語でサイトの訪問者が目標としているアクションを起こしてくれた状態のことを指します。CV率を上げるためにはより良いデザインが必要不可欠です。デザインといっても見た目の良さではなく、分かりやすさや操作性にフォーカスしたUIデザインが重要となります。今回はCVにつなげるためにどのようなUIデザインをするべきなのかをご紹介します。
冒頭でもお伝えした通り、CVとはサイトの運営者が設定した目標をユーザーが達成した状態をいいます。目標は運営目的によって異なるため、まずはどのようなアクションを望むかを考えてから設定しましょう。例えば、高額のため検討を必要とした商品・サービスであれば商品を商品の購入ではなくお問い合わせのフォームが送信された時点をCVとすると良いでしょう。また、反対にECサイト等であれば商品の購入があった時点をCVとします。その他にも、資料請求やイベントへの参加申し込み等がCVにあたります。
サイトを運営しているのであれば、CV率は気になる部分ではないでしょうか?しかしながら、具体的にどのような対策を行うべきなのかが分からないと思います。実はCV率を上げるためにはUIデザインが大きく関係していて、上手くデザインができているものは快適なサイトの閲覧を可能にし、購入ボタンやお問い合わせボタンを押しやすくなります。
1.大事な要素は左上に配置
人間の視線は左上から右下に流れていきます。左上に重要度の低い情報を配置してしまうと右に視線が移る前に離脱してしまう可能性があります。そのため、ユーザーにとって有益な情報は左上に配置しましょう。
2.ファーストビューを意識する
ファーストビューはスクロールする前に画面に映る範囲のことです。ファーストビューの雰囲気や情報はユーザーが最初に見るポイントなので、ターゲットとなるユーザーが求めている情報をわかりやすく配置する必要があります。
3.コンバージョンポイントの色を変える
コンバージョンポイントとなるボタンなどの色にはアクセントカラーを使うと効果的です。アクセントカラーを使うことで目立たせることができ、自然とCVまでの誘導が可能になります。
4.なじみのあるフォントを使う
読みづらいサイトは読む気を損ねるため離脱につながります。MacOSであればヒラギノ角ゴシック、WindowsOSであればメイリオ、どちらにも共通して搭載されている游ゴシックなどが可読性の高いフォントといわれています。
今回はCVを上げるにはどのような工夫をするべきかをUIデザインの観点からお伝えしました。ユーザーがどのような行動をし、何を求めているかをしっかりと考えたうえでデザインすることが大切です。
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