定型作業にはRPA導入を!

業務効率化や生産性の向上が重要視される今、RPAの導入を検討する企業が多くなっています。RPAを導入することで、どのようなことが可能になり、どのような利点があるのでしょうか。

RPAとは

RPAはRobotic Process Automationの頭文字をとったものであり、業務効率化や生産性向上を実現するテクノロジーとして注目を浴びています。
ホワイトワーカーが担う事務作業などを、パソコンやサーバー上にあるソフトウェア型のロボットが代行し業務の自動化を図ります。RPAが得意とする作業は「判断を伴わない単純な作業」や「定型的で反復性の高い作業」です。例えば、案件管理システムの入力や転記作業などがあげられます。やむを得ず人の手で行ってきた単純作業をロボットに任せることにより、人間にしかできない作業に集中できるため効率化にもつながるでしょう。

RPAの強みと必要性

RPAの強みとして以下の三点があげられます。

1.手を止めることなく働き続けることができる。
2.変更に対して柔軟に対応ができ、同じ間違いを繰り返さない。
3.作業スピードが速い。

人間と違い、RPAは365日24時間体制で働くことが可能であり、作業スピードが人間よりもはるかに速いため、近年大きな問題となっている残業の解消にも役立ちます。また、柔軟に対応できる点も大きなポイントです。修正点を加えることで、ミスなく仕事を進めることができます。

これらの強みからRPAの必要性も見えてくるのではないでしょうか。

1.人材不足解消のため
少子高齢化により日本の労働人口は減少の一途をたどっています。内閣府によると生産年齢人口(15~64歳)は2010年の8,129万人から減少し続け、2021年には4,595万人となる見込みのようです。RPAでは人間でなくても遂行できる定型業務を自動化することで、人間が本当に行うべき業務が精査されるため、労働者が少ない場合でも安心して業務が遂行できます。
(参考: 平成22年版 子ども・子育て白書1総人口の減少と人口構造の変化

2.生産性向上のため
RPAに業務を代行させることでほかの業務に時間を割く余裕が生まれ、新商品開発や新サービス開発に着手することができます。そうすることで、新たなビジネスにも発展するかもしれません。RPAの導入は業務改善に大きな影響を与えるでしょう。

3.人的ミス防止のため
人間が行う作業は必ずしも正確ではありません。集中力や体調などに左右され、繰り返し行う作業ほど思いがけないミスをしがちです。一方RPAは作業を記録しておけば、どれだけ作業を繰り返しても精度が下がることはありません。そのため、品質の向上に役立てることができるでしょう。

これからの働き方

労働人口の減少、また最近では感染症拡大により雇用の機会が少なくなっているため、業務の効率化や生産性の向上は今後さらに大きな課題となるでしょう。
それに伴いRPAの需要もさらに高まることが予想されます。機械化が進むと人間の仕事が奪われてしまうという危惧もあるかもしれませんが、RPAの導入は人間の仕事を奪うのではなく、むしろ創造性を求められる仕事を増やすきっかけになるのではないのでしょうか。今後は人間とロボットが協働し生産性を上げていく時代になりそうです。

イノベーションデザインラボでは、RPA活用を検討されている企業様に、効果の可視化とIT活用のアドバイザーとしてお手伝いすることができます。
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