ユニバーサルデザインでSDGs推進を

突然ですがSDGsをご存じですか?
最近では新聞やニュースだけでなくバラエティ番組などでも取り上げられるようになり、国内外でますますSDGsを推進しようという動きが高まっているように感じます。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので、日本語で“持続可能な開発目標”と訳します。2015年の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標のことです。17の大きな目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。内容としては、貧困や飢餓をなくすこと、また不平等をなくすことや住みよいまちづくりについても書かれており、さらに気候変動への対策など地球規模の目標も掲げられています。

一見デザインとは関係のない話のように思えますが、実は目標10「人や国の不平等をなくそう」という部分に大きくかかわってきます。

不平等をなくすデザイン

年齢や性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、誰もが使いやすいようなデザインを心がける必要があります。このようなデザインのことを「ユニバーサルデザイン」と呼び、誰もが平等に利用できたりサービスを受けたりすることを目指します。
ユニバーサルデザインの代表的な例としては、自動ドアや音によって青信号を知らせる歩行用信号機などです。普段何気なく通り過ぎている自動ドアも車いすやベビーカーを使う人や、荷物を持っていて両手がふさがっている人にも不自由なく利用できるような工夫がされています。

SDGsでは“誰一人取り残さない”ことを目標に先進国と途上国が一丸となって、この先の将来も豊かな社会であり続けることを目指します。ユニバーサルデザインも“誰もが”安心して暮らせるという考え方に基づいているため、目指すところはSDGsとの共通点といえるでしょう。現在は多くの国でSDGs達成のため、ユニバーサルデザインの考え方を元に製品やサービスを開発する動きが広がっています。

誰でも使いやすいシステムにするには?

どのような人でも平等に使えるシステムにするにはどのような点に気を付ければよいのでしょうか?

1.どんな環境でも利用できるか?
パソコンを持っていない人、スマートフォンを持っていない人など利用環境によって使えない人がいます。利用環境によって不平等が出ないようにどのような環境でも対応できるシステムにしましょう。

2.画像データに代替テキストはついているか?
視覚障がい者はスクリーンリーダーや音声ブラウザを利用することで読み上げられたコンテンツの情報を理解します。その際に必要なのが代替テキストです。代替テキストが読み上げられることでどのような画像なのかを伝えることができます。

3.キーボードでなくタッチでも操作可能か?
誰もがキーボードを打てるとは限りません。まだパソコンを使ったことがない子供や使い方のわからない高齢者は数多くいます。そんな時にタッチパネルであれば感覚的に操作をすることができるため、操作に困ることがなくなります。

操作性の良い業務システムを

SDGsの推進にはユニバーサルデザインの考え方が必要不可欠です。
エイ・エヌ・エスではUI/UXの観点から直感的に操作ができるシステムの構築をユーザー視点で行っています。使いやすいシステムの導入を検討されてみてはいかがでしょうか?ぜひお気軽にご相談ください。

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