ターゲットを意識したデザインを!

デザインをする際に重要となるのがどのようなターゲットに向けたデザインなのかを整理してから着手することです。本格的にデザインをする場合ペルソナなどを活用し、具体的な人物像を設定することでユーザー視点の精度を高め、UIUXの向上に役立てます。しかし、そこまで深掘りをする必要がない場面も多々あると思います。そんなときは、男性向けなのか女性向けなのか、何歳くらいの人をターゲットとするかなど、簡単にターゲットを定めるだけでもデザインがしやすいです。今回はデザインの性差に焦点を当て、男性、女性それぞれに好まれるデザインについてお伝えします。

性別の違いでデザインの好みは異なる?

男性らしいデザイン、女性らしいデザインというものがあり、一般的には性別によって好まれるデザインが異なると言われます。しかしながら、性別によるデザインの違いというのはあくまでも傾向にすぎません。性別にとらわれず好みは個人個人で違うため、決めつけるのではなく、ユーザーの意向に沿うものを作る意識を持つことを最優先に心がけましょう。

男性向け・女性向けデザインの主な違い

1.色使い

男性 : 寒色系
女性 : 暖色系

大まかに男性は青や緑、青紫などの寒色系を好む傾向があり、女性は赤やオレンジ、黄色などの暖色系を好む傾向があるといわれています。寒色系であれば誠実さやクールさを表現でき、暖色系は暖かみを感じられ安心感を与えることができます。しかし、青でも濃い青と水色では印象もだいぶ変わります。水色はやさしくさわやかな印象もあるので女性にも好まれやすい傾向があります。また、暖色系の赤も、例えば濃い赤と黒をメインカラーとして使うことで、スタイリッシュで男性が好みそうな色味にできるなど、色の組み合わせによっても印象を変えることができます。

2.形

男性 : 直角で角張った形
女性 : 曲線で流線形

男性は直線的な角張った形を好む傾向にあります。角張った形は全体の雰囲気がキリっと引き締まる印象になり、かっこよさや力強さが強調されます。一方、女性は曲線を使った丸みのある形を好むとされています。丸みのある形は全体の雰囲気が柔らかくなり、かわいらしさが強調されます。

3.コントラスト

男性 : 強め
女性 : 弱め

コントラストは明るさや鮮やかさの対比のことです。例えば画像であれば明るい箇所と暗い箇所の差を大きくするとコントラストが強くなり、差をなくすほどコントラストが弱くなります。コントラストが強いとメリハリが出てはっきりした印象になるのに対し、コントラストが弱いと淡くぼやっとした印象になります。

目的を考えたデザインを

今回は男女のデザインの好みに違いをご紹介しました。上述した通り性別関係なく好みは人それぞれであるためすべてが正しいとは限りません。ユーザーがどのようなデザインを求めているのかを把握するためには、しっかりとデザインの目的を明確にし、もしエンドユーザーの話を聞けるのであれば直接ヒアリングをするのも良いでしょう。

エイ・エヌ・エスでは、UIUXの観点からユーザー中心設計にてわかりやすく操作性の良い業務システムの構築を行っています。システムのお悩みや疑問がありましたらぜひお気軽にご相談ください。

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