2022年のUIトレンド!クレイモーフィズムとは?

2022年のUIトレンドといわれている「クレイモーフィズム」をご存じでしょうか?クレイモーフィズムは2020年ごろに注目された「ニューモフィズム」というデザインが先駆けとなってできたデザインです。しかし、実際のところニューモフィズムに関しては日本ではあまり流行らなかった印象があります。ではニューモフィズムの手法を継承しつつ、新しくなったクレイモーフィズムとはいったいどのようなデザインなのでしょうか?今回は、新しいUIトレンドであるクレイモーフィズムをご紹介するとともに、ニューモフィズムとクレイモーフィズムをUIの観点から比較してみたいと思います。

クレイモーフィズムとは?

クレイモーフィズムとはクレイ(=粘土)のようなマットな質感に膨らんだ丸みのある3D要素を特徴としたデザインです。冒頭にお伝えしたニューモフィズムと異なる点は主に「質感」「見え方」です。ニューモフィズムは光が当たる部分と影になる部分を明確にし、背景につながって見えるのが特徴で、凹凸が感じられるものになっています。対するクレイモーフィズムはニューモフィズムのように背景につながっているのではなく浮いたように見えるのが特徴です。また、通常のフラットデザインよりもリアルな印象があり、UI向上に大きく役立ちそうです。

クレイモーフィズムが注目されるようになった背景としては、メタバースやNFTの人気の高まりが影響しているようです。3Dシーンが爆発的に増加している状況を受け、デザインもトレンドに乗じて変化しています。

ニューモフィズムとクレイモーフィズム、UI的にはどうか?

ニューモフィズムの例

ニューモフィズムは上の画像に示す通り、ベースとなる色が一色であるため統一感のあるシンプルかつスタイリッシュなデザインを作ることが可能です。ニューモフィズムに関しては見た目がかっこよく近代的な印象を受けますが、UIの観点から考えると必ずしも良いデザインとはいえない部分もあります。
例えば、アクセシビリティに関しては工夫が必要といえます。背景と同じような色調を使用するため、ボタンなどの重要なパーツが背景に埋もれてしまう恐れがあります。色が使えない分、光と影で表現しなければならず、特に視覚障がい者にはわかりにくいデザインとなってしまうでしょう。

クレイモーフィズムの例

クレイモーフィズムは立体感を出すという点ではニューモフィズムと同じです。しかし大きく異なるところは、背景と要素を完全に切り離している点で、一目でどのような操作が可能なのかを認識することができます。ニューモフィズムのようなスタイリッシュさには欠けますが、UIの観点から考えたときにはクレイモーフィズムのほうが一歩先を行くデザインといえるのではないでしょうか?

使いやすい業務システムを!

今回は2022年のトレンドといわている「クレイモーフィズム」についてご紹介しました。ニューモフィズムを継承しつつより分かりやすさに焦点を当てることで今後のUIUXの向上に大きく役立ちそうです。

エイ・エヌ・エスでは、UIUXの観点からユーザー中心設計にてわかりやすく操作性の良い業務システムの構築を行っています。システムやデザインに関するお悩みはぜひお気軽にご相談ください。

マンガでわかる!イノベーションデザインラボ

contact us

ご相談・お問い合わせはこちら ご相談・お問い合わせはこちら